JR奈良線205系
JR奈良線205系 直流通勤形電車
205系電車(205けいでんしゃ)は、1985年(昭和60年)に登場した直流通勤形電車。当初は日本国有鉄道(国鉄)により設計・製造され、国鉄分割民営化後も東日本旅客鉄道(JR東日本)と西日本旅客鉄道(JR西日本)により増備・改良生産が続行された。
西日本旅客鉄道(JR西日本)では1000番台が1988年阪和線向けに設計・投入した車両である。
全車両が近畿車輛で製造された。0番台と比較して、走行機器・前面窓レイアウトの変更、補助電源装置に静止形インバータ (SIV) の採用など多数の変更点がある。
外観では前面窓のレイアウトが変更され、運転士側の窓が狭いものとなり、反対に助手席側を大窓に変更、下方に250mm拡大されたものとなっている。合わせて客室からの展望を考慮して助手席側の機器キセを低くし、乗務員室背面仕切壁中央窓と仕切扉窓を拡大している。また、客用出入扉と貫通扉が上方に20mm拡大されたほか、前者の窓ガラスが下方に拡大されている。
5編成20両が日根野電車区(現・吹田総合車両所日根野支所)に投入され阪和線で運用されていたが、225系による置き換えに伴い同所奈良支所に転出、103系の廃車により2018年3月17日よりJR奈良線での運用を開始した(帯色の変更はない)
※この番台は2002年からJR東日本でも登場しているが、番号の重複はない。
区間快速・普通列車の停車駅
JR奈良線快速は次の駅に停車します。
JR京都駅=JR東福寺駅=JR六地蔵駅=JR宇治駅=JR小倉駅=JR新田駅=JR城陽駅=JR玉水駅=JR木津駅=JR奈良駅
JR奈良線区間快速の停車駅は次の通りです。
JR京都駅=JR東福寺駅=JR六地蔵駅=JR宇治駅=JR新田駅=JR城陽駅=JR長池駅=JR山城青谷駅=JR山城多賀駅=JR玉水駅=JR棚倉駅=JR上狛駅=JR木津駅=JR平城山駅=JR奈良駅
JR奈良線普通列車の停車駅は次の通りです。
JR京都駅 – JR東福寺駅 – JR稲荷駅 – JR藤森駅 – JR桃山駅 – JR六地蔵駅 – JR木幡駅 – JR黄檗駅 – JR宇治駅 – JR小倉駅 – JR新田駅 – JR城陽駅 – JR長池駅 – JR山城青谷駅 – JR山城多賀駅 – JR玉水駅 – JR棚倉駅 – JR上狛駅 – JR木津駅( – JR平城山駅 – JR奈良駅)
JR奈良線205系 0番台編成
・2号車は冷房稼働時弱冷車
・全編成体質改善工事施工済み(施工は吹田総)
・0番台16両、1000番台20両 計36両
←奈良駅方面 京都駅方面→
号車 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|
編成番号 | クハ205 | モハ205 | モハ204 | クハ204 |
NE401 | 35 | 103 | 103 | 35 |
NE402 | 36 | 105 | 105 | 36 |
NE403 | 37 | 107 | 107 | 37 |
NE404 | 38 | 109 | 109 | 38 |
JR奈良線205系 1000番台編成
・2号車は冷房稼働時弱冷車
・全編成体質改善工事施工済み(施工は吹田総)
・1000番台20両
←奈良駅方面 京都駅方面→
号車 | 4 | 3 | 2 | 1 |
---|---|---|---|---|
編成番号 | クハ205 | モハ205 | モハ204 | クハ204 |
NE405 | 1001 | 1001 | 1001 | 1001 |
NE406 | 1002 | 1002 | 1002 | 1002 |
NE407 | 1003 | 1003 | 1003 | 1003 |
NE408 | 1004 | 1004 | 1004 | 1004 |
NE409 | 1005 | 1005 | 1005 | 1005 |
205系 | |
---|---|
JR西日本 205系1000番台基本編成 | |
基本情報 | |
走行区間 |
京都駅 – 奈良駅奈良線は木津駅までが奈良線 関西本線 |
製造所 | 近畿車輛 |
運用者 |
日本国有鉄道 西日本旅客鉄道 |
導入年 | 1985年 – 1994年 |
運用開始 | 1985年3月25日 |
投入先 | 阪和線→奈良線 |
主要諸元 | |
編成 | 4両編成 |
軌間 | 1,067mm(狭軌) |
電気方式 | 直流 1,500 V(架空電車線方式) |
最高運転速度 | 110 km/h |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 | 2.0km/h/s |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
編成定員 | 座席48・立席88(先頭車) – 座席54・立席90(中間車) |
全長(最大寸法) (長・幅・高) |
全長20,000 mm 全幅2,800 mm(最大幅2,870 mm) 全高4,086 mmパンタグラフ折りたたみ時4,140 mm |
車体 | ステンレス |
台車 |
円錐積層ゴム式 WDT50G・WTR235G |
主電動機 | 直流直巻電動機 |
主電動機出力 | 110 kW×4基 / 両 |
駆動方式 | 中空軸平行カルダン駆動方式 |
歯車比 | 85:14 (6.07) |
制御方式 | 界磁添加励磁制御[ |
制御装置 | CS57形 |
制動装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ |
保安装置 | ATS-P・ATS-SW |