JR奈良線ガイド

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夜叉婆さん伝説【城陽市寺田】

夜叉婆さん伝説【城陽市寺田】

 「花嫁行列だけは決して通ってはならぬ」と周辺の旧家が言い伝えてきた辻が、城陽市寺田の旧大和街道にある。
角にある市の案内板はここを「夜叉(やしゃ)婆さん伝説の地」と記す。
明治時代に地元の郷土史家がまとめた「観音町沿革史」には、謎の伝説が記されている。
 昔、寺田村に寺田庄司と呼ぶお代官がおった。その娘は、たびたび嫁いだが不縁になり、実家に戻ってきた。
人々はやがて娘を「夜叉」と呼んだ。のちに、娘は観音堂の堂守となり、ついにそこで亡くなった。
娘の塚の前を嫁入り行列が通ると夜叉が不縁にするといい、以後、一度も行列が通ることはなかった。
 辻は戦前までは実際に花嫁行列が避けて通った。
そばには夜叉と呼ばれたことを嘆いて身を投げたとされる玉池があり、一八八〇年までは観音寺(堂)も実在した。
娘の墓とされる「夜叉塚」も現存し、伝説を裏付ける。だが肝心な点に謎が残る。

夜叉婆さん伝説【城陽市寺田】

開門時間
住所 城陽市寺田水度坂、高田、袋尻の境界線上
アクセス 【電車】
JR奈良線城陽駅から徒歩約5分