「ありと見て 手には取られず 見れば又 ゆくへも知らず 消えし蜻蛉 - 薫 – 」
源氏物語五十四帖の中の第五十二帖。
浮舟の姿が見えなくなって、山荘の人々は慌て戸惑いますが、消息がわからないことから、死んだものだと判断して、形ばかりの葬儀を済ませます。匂宮は悲嘆の余り病床に伏してしまいます。薫君は、都で華やかな日々を送りながらも、亡くなった大君、匂宮に渡してしまった中君、行方も知れずに消えてしまった浮舟と、八宮ゆかりの姫君たちのことを思い、物悲しい思いに沈んでしまいます。
蜻蛉の古跡
蜻蛉石が蜻蛉の古跡です。自然石に、阿弥陀三尊が線彫りしてあります。平安時代末期のものです。
線刻阿弥陀三尊仏 蜻蛉石(かげろういし)
開門時間 | |
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住所 | 〒611-0013 京都府宇治市莵道大垣内35−5 |
アクセス |
【電車】 JR奈良線JR宇治駅から徒歩20分 京阪宇治線宇治駅から徒歩で15分 |
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